建材試験センター
-
01 水密・気密
ゴムの弾性やシール性を利用して、水・空気・油・ガスなど遮断する技術には、単純な平パッキンから複雑なセクション、素材の複合利用まであります。自動車部品、建材部品、土木用品、機械部品として性能の向上工法の改良に役立っています。
動風圧試験装置
この試験装置は、ユーザーより設計作製依頼、又は当社にて設計作製したゴムガスケットの性能確認や、向上研究に利用されるもので、大きさ2,000×2,000までの外壁材やサッシの耐風圧強度・水密、機密性能をJISの試験方法に基づいて試験することができる。
気密試験
- JIS-A1516
- 建具の気密性試験方法
- JIS-A4702
- ドアセット
- JIS-A4706
- サッシ
耐風圧試験
- JIS-A1515
- 建具の耐風圧性能試験
- JIS-A4702
- ドアセット
- JIS-A4706
- サッシ
水密試験
- JIS-A1414
- 建築用構成材(パネル)及びその構造部分の性能試験方法
- JIS-A4702
- ドアセット
- JIS-A4706
- サッシ
試験項目(使用機器/計測・制御)
試験項目 使用機器 計測・制御 圧力による強度試験(静・動圧力共) 加、負圧送風機
圧力制御弁●圧力設定
プログラム発信器の圧力波形の設定による。
●計測
ディジタル圧力計の表示確認及び出力をレコーダーに記録させる。気密試験 加圧送風機
送風機用モーター変速装置
ベンチュリー管50●圧力設定
傾斜マノメーターとモーター変速装置ダイヤルによる微圧力設定。
●計測
ベンチュリー管に風速計を付けて計測。水密試験 散水ポンプ
流量調節弁
スプレーノズル流量調節弁操作によりノズルへの供給水圧を圧力計で測定し噴霧量とする。 試験項目(使用機器/計測・制御)
構法 ガラスカーテンウォール メタル(アルミ)
カーテンウォールPCカーテンウォール 部位 壁 トップライト 開口部 目地部 開口部 目地部 ガスケット ジッパー
ガスケットグレイジング
ガスケット目地
ガスケットジッパー
ガスケット目地
ガスケット耐風圧
試験強度確認 ◯ ◯ ◯ ◯ ◯ ◯ 変異・歪測定 ◯ ◯ ◯ ◯ ◯ ◯ 音鳴り確認 ◯ ◯ 漏気部位確認 ◯ ◯ ◯ ◯ ◯ ◯ ガラス厚み量の確認 ◯ ◯ ◯ ◯ ◯ 水密
実験漏水確認 ◯ ● ◯ ◯ ◯ ◯ 漏水部位確認 ◯ ● ◯ ◯ ◯ ◯ リップ水切り確認 ◯ ● ◯ ◯ ◯ ◯ 排水経路確認 ◯ ● ◯ ◯ ◯ ◯ 気密
実験漏気量測定 ◯ ◯ ◯ ◯ ◯ ◯ 換算隙間幅 ◯ ◯ ◯ ◯ ◯ ◯ -
02 耐熱・難燃
機器類のコンパクト化や高性能化が進み、各使用部品には耐熱性の向上と、万一の時の自己消化性が要求されています。耐熱・難熱の技術は、家電製品・自動車部品・電気通信機材・住宅建材などの幅広い分野で性能の向上に役立っています。
壁用耐火試験炉
この試験装置は、ユーザーより設計依頼、又は当社にて設計作製したゴムガスケットの防火、耐火性能を試験する装置です。本装置は、JIS-A1304建築構造部分の耐火試験方法にきていされた壁のC(幅900mm×高さ900mm)を対象とした装置であり、加熱条件はJIS-A1311建築用防火戸の防火試験方法に規定する防火標準加熱30分〜4時間がプログラミングされている。本装置では、試験体が幅900mm、高さ900mm以内であれば、ドアやサッシ等の耐火・防火の予備実験も可能である。 但し荷重装置は付いていないので、載荷過熱試験は実施出来ない。
試験項目 使用機器 計測・制御 加熱試験(1)
JIS-A1301、JIS-A1302、JIS-A1304、
JIS-A1311に規定された1〜3級加熱試験。
※試験体は900角以内なので、JIS-A1301、
JIS-A1302、JIS-A1304、、JIS-A1311の
試験体ABに関しては、
正式な試験とはならない。耐火試験炉 ●昇温設定
プログラム調節計の温度波形の設定による。
●計測
自動温度調節計のディジタル表示及び、
自動温度記録計に記録させる。加熱試験(2)
JIS-A1304、JIS-A1311に規定された
30分〜4時間加熱試験。
※試験体は900角以内なので、
JIS-A1304の試験体AB、
及びJIS-A1311に対しては、
正式な試験とはならない。